ips細胞再生医療革命

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ips細胞再生医療革命

2020/07/09

京都大学の山中伸弥教授が2012年に「ips細胞」でノーベル生理医学賞を受賞したのはご存知だろう。その「ips細胞、人工多能性幹細胞」の臨床研究が2014年に日本が世界に対し研究をスタートして現在、すでにあらゆる難病の研究がされている。

ips細胞とは人間の骨、臓器、皮膚になる細胞はすべて受精卵から分化され、いったん分化された細胞は基本的に別の種類の細胞に戻ることはない。しかし、細胞に遺伝子操作を加えることで、幹細胞になり赤ちゃんの時の状態の細胞から、甦り新たな骨、臓器、皮膚などを作ることができるのがips細胞だ。例えば心臓移植が必要な人にips細胞皮膜を心臓に乗せるだけで心臓が甦り、脊髄損傷で歩けなくなった人が歩けるようになる(マウス実験で歩けなくなったマウスが、歩けるようになり実証済み)などips細胞はこれからの医療革命を起こす存在になっている。

また、ips細胞は病気を発症する仕組みや原因を調査し、新薬の開発によりひとり1人に合った薬も作れたり、細胞を用いた研究など様々な分野での応用に期待されている。近い将来はips細胞で腎臓を再生するため透析する必要などなくなり、ケガで切断された指なども再生されるようになり、また原因不明の難病で苦しんでいる人たちに希望の光を与え、最近ではパーキンソン病、筋ジストロフィーなど難病にも研究が進んでいる。またアンチエイジングとして、若返りの分野にも応用されることだろう。勿論、癌細胞もできない身体を作ることも可能だろうと思っている。

2025年にはips細胞の再生医療分野は大き変わっているだろう。大いに期待したい。