うつ、パニック症、不安症、睡眠障害には

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うつ、パニック症、不安症、睡眠障害には

2019/12/10

最近仕事や人間関係、ストレスが原因でうつ、パニック症の人が男女を問わず増えて来ていると言われている。患者さんの会社でも出社できない人が何人かいるようで、心療内科でも日ごとに患者さんが増えて来ているみたいだ。ところで、そんな患者さんの中で鉄分不足が禍して体調を悪くしていることがある。鉄分は免疫システムを正常にしたり、神経伝達物質ドーパミンやセロトニンを作る上で非常に大事な物質で、これが足りないと鉄欠性貧血、不安障害や睡眠障害に繋がり、一日中だるく病的に疲れやすい体になってくる。仕事や日常生活もままならない体にもなってくる。

ただ、血液検査をしてヘモグロビンが正常だから鉄分は足りてると安心はできない。と言うのはフェリチンという物質が足りてないと、うつ、パニック症、不安症に結びついてくるからだ。鉄分はヘム鉄と非ヘム鉄とがあり、ヘム鉄のほうが吸収もよく、胃に負担がかからない。またヘム鉄とビタミンB12と葉酸も一緒な尚更いい。フェリチンが足りないかは、あかんべーをしてまぶたを下げたとき、下まぶたが赤くなった上の部分に白くなってる部分があれば、足りてないと思っていい。鉄分不足は非常に怖く、昔来た患者さんが余りに疲れやすいとフラフラでこられたので、すぐに病院に行くように言ったら、その後、来られて病院に行ったら鉄分不足でもう少し遅かったら命がなかったと言われたそうだ。そのくらい不足すると怖い物質だ。ぜひ参考にしてほしい。